言葉を動かす「規則」

この『うわさのベーコン』の文には、ある特徴が存在しています。つまり、言葉というものが、外側から作者に飛びこんできて、そのまま跳ね返り、また、外に飛び出していく・・・・・・そんな感じがするのです。P166

たとえば、わたしは、文学というものについて論じられる時、重要視される「文体」というような概念にほとんど興味がありません。
わたしが興味を持っているのは、言葉を動かす「規則」です。P170



高橋源一郎『ニッポンの小説』

この本は高橋源一郎ので一番好きだ